出会いと別れの季節4月がやって参りました。
1月よりも4月の方が、新しい気持でピリッとするのはなぜなんでしょう?
こどもの時のクラス替えや、入学、卒業などがずっとカラダに染み付いているんでしょうか。
今年度もノーサイドでは、今までやってきたことをしっかりと継続しつつ、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。
そしてこの度、みなさまにご報告させていただく事があります。
この4月より社会福祉法人東大阪社会福祉事業団の理事に就任させていただくことが決まりました。
東大阪市のみなさまには「レピラ」の愛称で馴染みのある、障がい児者総合福祉センターを運営している東大阪市の社会福祉法人です。
レピラについては、これまで自立支援協議会や通所事業所連絡会などを通じて、外部から議論に参加させていただき、たくさんの課題解決に取り組んで参りました。
・身体・知的・精神に重度の障がいのある方の短期入所が利用出来ない事
・就学前の医療的ケア児の通所が限定的で人数も日数も増えない事
・医療面では、いわゆる風邪などの一般的な内科の診療所の開設 など…
特にこの一年間は、ご利用されてる皆様、レピラのスタッフさん、市役所の関係者等とたくさん協議やご意見させていただく機会をいただき、少しでも前に進むように努力してきました。しかし残念ながら何か兆しになるような前に進んだものはほとんどありませんでした。
そのような状況の中、東大阪市の野田市長より「外側からではなく、レピラの理事に就任して内側からの改革をお願い出来ませんか?」というご依頼をいただきました。
レピラの課題解決には、時間と労力と気力が必要で、自分には株式会社ノーサイドもあり、掛け持ちするのは荷が重く、とてもお請けすることは出来ないとすぐに思いました。
しかし、同時に、自分が出来ることは何なのか?何か自分でも出来ることがあるんじゃないか?ここで断ってしまっていいのか?と考え始めました。
自分が東大阪市の障がい福祉に少しでもお役に立つことがあるのなら協力すべきなのではないか、ここでお断わりすることは、福祉を諦めてしまうことになってしまうんじゃないか、と思い直しました。
そして、この大役をお請けする決意を致しました。
「レピラ」が抱えている問題は、決して「レピラ」だけの問題ではありません。
市役所との連携、東大阪市内にたくさんある福祉関係の法人との連携、福祉以外の医療や地域との連携、これを無しに問題解決することは絶対に出来ないと思っています。
僕はその「繋がり」「連携」の部分でお役に立てるように努力していこうと考えています。
ノーサイドをご利用されてる方々には、もしかするとご心配おかけしてしまう事があるかも知れませんが、東大阪市の福祉の底上げを出来るように頑張りますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。
そして、今回の事が東大阪だけではなく福祉全体の底上げになると信じて頑張ります。
いつもお願いばかりになってしまいますが、どうぞよろしくお願い致します。
株式会社ノーサイド
代表取締役 中西良介
レピラ
東大阪市社会福祉事業団
https://hsj.or.jp/