さまざまな障がいのある人達が創った作品を
「サブスクリプション（定額レンタル）」という形で
定期的に彼らと一緒にお届けし
彼らの「お仕事」とさせていただいています。

単にレンタルしてもらうというものではなく
アートを通じて
障がいのある人たちが
社会とつながることを目指しています。

その活動をサポートし
彼らの可能性を広げる支援を
してくださっている方々のご紹介です。

今回、ご紹介するのは「ノックオンザドア株式会社」さまです。
ノックオンザドアさんは、ノーサイドのサブスクリプションがスタートした2020年から絵を借りて下さり、作家たちを応援してくれている企業さんです。
オフィスが東京にあるため、絵のお届けはいつも配送になり、それゆえ、ブログでご紹介する機会があまりありませんでした。
しかし、このたび、大阪にスペシャルな薬局をオープンされたので、これを機に、同社について詳しくお伝えしたいと思います。

◆ノックオンザドアさんとは

ノックオンザドアさんは、難病患者とその家族を支援する企業で、特に小児てんかんにフォーカスをあて、「nanacara（ナナカラ）」という、てんかん患者の子供を持つ家族向けのアプリを開発した企業でもあります。

◆「nanacara（ナナカラ）」アプリの詳細

nanacaraは、てんかんの患者さんやその家族がスマートフォンを使って簡単に、服薬状況や発作頻度、発作時の様子の動画などを記録・共有できる、ユーザー目線の便利なアプリです。

さらには、その情報を医師と共有できるため、正確な情報を医師に伝えることができます。

nanacaraアプリの開発は、2018年、大阪市都島区にある「大阪市立総合医療センター」のてんかんの専門ドクターである岡崎先生から「お母さんたちの声を聞いてほしい」という言葉がきっかけとなり、プロジェクトがスタートしました。
それから2年以上にわたり、250名もの患者さんやお母さんたちの声を聴きながら、医療者も一緒に開発を進め、改良を重ね、2020年3月についに完成しました。

岡崎先生は、私も個人的に存じ上げておりますが、
てんかんだけでなく、難病の子供本人や、家族にも、本当に親身になってサポートしてくれるドクターです。
ノーサイドのスタッフもご存じの人が多いですよね。

◆「nanacara（ナナカラ）薬局」のオープン

そして、つい先日、2023年10月2日、ノックオンザドアさんが運営する「nanacara薬局」が、大阪市都島区にオープンしました。
この薬局は、てんかんや希少疾病に焦点をあてた調剤薬局で、患者さんや家族に向き合い、寄り添ったサポートを提供できるよう目指します。

nanacara薬局には、てんかんに詳しい薬剤師2名と、スタッフ2名が常駐しています。薬剤師は、認定薬剤師の資格を持っており、精神疾患にも精通しています。

同薬局では、てんかんの薬（約60種類）を含む1000種類もの薬を取り扱っており、さまざまな病気に対応しています。

場所は、さきほどお伝えした大阪市立総合医療センターから歩いてわずか2〜3分の距離に位置しています。
nanacaraが生まれた場所での開業、、、、、きっと特別な想いを持って選ばれたことでしょうね。

◆「nanacara（ナナカラ）」の名前の由来

「nanacara」という名前は、「７つのカラー」がひとつとなって空を輝かせる「虹」🌈を表現しています。
「てんかんも1つの個性（ひとつのカラー）であり、患者も、患者家族も、支援者も、そして社会のみんなが一体となって輝ける、七色の虹のように希望にあふれた世界になるように」という想いがこめられています。

nanacara（ナナカラ）薬局のオープンは、てんかん患者やご家族にとって頼れる場所がひとつ増えることにつながり、心強い存在となることでしょうね。

実は、このブログを打っている間、ずっと、シンディ・ローパーというアメリカの女性シンガーの『True Colors （トゥルー・カラーズ）』という歌が、私の頭の中で繰り返し繰り返し流れていました。
歌の内容は「あなたが持っている本当の色（自分）を見せることを怖がらないで。あなたの本当の色は、まるで虹のように美しいのだから・・・」というもの。
なんとなく通じるモノを感じません？

ひとりひとりの真の色が輝き、愛と優しさとサポートに満ちた世界になりますように、、、私もお祈り申し上げます。

【nanacara薬局】
住所：〒534-0021　大阪市都島区都島本通2丁目15−7
営業時間：月曜日～金曜日 9:00～17:00
TEL：06-7163-7132

おいちゃんこと及川でした^^/

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ノックオンザドア株式会社

https://knockonthedoor.jp/