新年明けましておめでとうございます!
旧年中は皆様に大変お世話になりました。
おかげさまでとても素晴らしい1年を送ることが出来ました。
本年も、株式会社ノーサイド、そしてスタッフ一同のご指導並びにご協力どうぞよろしくお願い致します!
新年の挨拶は気持ちがピリッとするので、背筋が伸びる思いでとても気持ちが晴れやかになります。
旧年の2021年は、たくさんの実りがあった年になりました。
まずは、皆様のご協力とご指導のおかげを持ちまして無事に10周年を迎えることが出来ました。
医療的ケアを含む重度の身体障がいのある子ども達の支えになる、そして支えになる人を育てると言う思いで株式会社ノーサイドを設立したのが2011年7月1日です。当時僕は31歳で、熱い情熱と勢いだけで毎日と向き合っていたように思います。
この10年で多くの事を学び、多くの事を経験し、多くの目的達成、多くの挫折を味あわせていただきました。
課題に取り組む楽しさと辛さ、取り組んだ後の達成感と残念な気持ち、結果が出るまでのワクワクする気持ちと不安な気持ち、全てが良い思い出になっています。この全ての経験と学びを無駄にすることなく次の10年が始まっています。
今年2022年からの10年の目標は「社会と繋がる福祉」です。
この事を最大の目標として、今までの10年よりもパワーアップした株式会社ノーサイドで全力で毎日に向き合っていきたいと思います。
そもそも「福祉のお仕事」とは、どういう仕事なのか?
「福祉=介護」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、「福祉全体の中の1つとして介護がある」と僕は考えています。
株式会社ノーサイドで取り組んでいる「福祉」とは、いわゆるお風呂や食事トイレなど生活の基礎を支える「介護」です。
ご利用されている方やご家族に対して、スタッフが日々の生活や生活が豊かになるよう支援をする。
これは、福祉の中でも1番真ん中にある大切な部分です。
ノーサイドでは10年間この介護と必死に向き合い、ご利用されている全ての方達とご家族、そしてスタッフが一緒になってお互いを支え合い、楽しさや幸せな生活が出来るように考えて過ごしてきました。
当然この事は、これからもずっと変わることのないノーサイドの1番大切な使命です。
これからも、皆さんと一緒に楽しさや幸せを追求していきたいと思っています。
では、「社会と繋がる福祉」とはどういう事なのか?
多種多様な人達が持ちつ持たれつ一緒に暮らしていく事は、これからの世の中とても大切なことで必要とされていることだと強く感じています。民間の企業や地域の住民の方、行政などと福祉を繋げることができれば、現在の社会全体が感じているしんどさや辛さや生きにくさは、なくなっていくと考えています。
そこには、喜びや楽しさや充実した日々がたくさんあります。それを、日本の社会全体へのメッセージとして発信して行くことで、たくさんの人達が助け合いの心を知り、お互いが助け合う世の中に少しずつ近づけていけると信じています。
例えば、昨年から特に力を入れている「横沼のアートサブスク契約(アート作品のレンタル事業)」。
これは、アート作品をただ企業にレンタルするだけの事業ではありません。
現在では約30社にご契約いただいておりますが、アートを通じてたくさんの企業と繋がっていく、みなさんに福祉のことを知っていただき関わっていただくことで、お互いに助け合う事の大切さ、助け合うことで企業としての働きやすさやチームワークの向上などに繋がっていくこと。
そして、他者を認める多様性のある企業になるよう協力していくことを目的としています。
この目的を、企業と繋がって社会全体へ伝えていくこと、社会全体を一緒に巻き込んでいくことが「本来の福祉」のお仕事だと僕は考えています。
これをノーサイドのこれからの役割として進めていきたいと思っています。
この目標を前進させていくには絶対にみなさまのご協力が必要になります!
これからも末永く、株式会社ノーサイド並びにスタッフ一同のご支援ご協力よろしくお願い致します。
株式会社ノーサイド
代表取締役 中西良介
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写真:東大阪市役所の1階総合案内にノーサイド横沼のアートを飾っていただいています!
辻田泰清「新春」